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翻訳ちゃんFreeNextの導入・使用方法をさらっと解説します。
最終更新日:2023-09-01 07:53:28
注意
2021/06/30からGoogleの仕様変更により、翻訳ちゃんのバージョン2.3.0未満は使えなくなりました。
現状使えないという方は、バージョンを確認して下さい。2.3.0以上でない場合はバージョンアップをしてください。
その際、「config.py」も再作成してください。
また、いつ頃からかわかりませんが、翻訳用IDにモデレーター権限の付与が必要なケースがあるようです。
翻訳ちゃんのウィンドウでは翻訳されるがチャット欄に反映されない場合は、
翻訳用ID にモデレーター権限を付与してみて下さい。
情報が一部古いです。twitchTransFNとconfig.pyがあれば問題ありません。
翻訳ちゃんがうまく動かない・_MEIから始まるフォルダが沢山ある場合は、
翻訳ちゃんがOneDrive上に無いか確認して下さい。
MicroSoftアカウントでWindowsにログインしている方は、マイドキュメントやダウンロードフォルダが
OneDrive上になっている可能性が高いです。
C:\翻訳\twitchTransFN
C:\翻訳\config.py
となるように配置して実行してみてください。
はじめに
本ページで紹介する翻訳ちゃんFreeNextは寄付ソフトウェアです。
気に入られて利用を続けられる場合、お互いの為に寄付しましょう。
ソフトについて
翻訳ちゃんFreeNextとは、Twitchのチャットを自動で翻訳してくれるBOTソフトです。
配布URLはGitHub - sayonari/twitchTransFreeNext です。
翻訳できる言語一覧
当ページでは、拡張子を表示していない前提で解説致します。
「拡張子が何かわからない」という方はそのまま読み進めて頂いて構いません。
当ページではWindows10での使用を前提として解説しています。
拡張子が何かわかる方には解説不要かとは思いますが、念の為書いておきますと必要なファイルは以下の2点です。
1.twitchTransFN.exe
2.config.py
開発者様について
開発者様
さよなり 氏
開発者様の奥様
さあたん 氏
また、このページ も一読しておいてください。
アカウントの作成
翻訳専用アカウントを作成することを推奨します。
※配信用アカウントでも問題なく出来ますが、読み上げを使用している場合
配信用アカウントをミュートにするか翻訳文も全て読み上げることになります。
作成例:
配信用アカウント:crest_4649
翻訳用アカウント:crestrans
普通のTwitchアカウントで問題ないのでアカウントの作成手順については省きます。
1. 翻訳ちゃんFreeNextの配布ページ(GitHub) へ移動します。
「Assets」をクリックし、ご自身のOSに合った圧縮ファイルをダウンロードして下さい。(twitchTransFN_OS名.拡張子)
Windowsの方:twitchTransFN_windows.zip
MacOS M1チップの方:twitchTransFN_M1_macos.tar.gz
MacOS Intelチップの方:twitchTransFN_macos.tar.gz
Linuxの方:twitchTransFN_linux.tar.gz
ファイルのダウンロードが完了したら展開していきます。
右クリックして「すべて展開(T)」をクリックします。
展開先を指定し(デフォルトはファイルのある所にフォルダを作成する)
「完了時に展開されたファイルを表示する(H )にチェックを入れて「展開(E )」をクリックします。
「twitchTransFreeNext-master」フォルダがあることを確認し、フォルダの中に移動します。
下図の通りファイルが5個あればOKです。設定に進みます。
2. 「config.py」の編集をします。
Web版翻訳ちゃんFreeNextコンフィグ作成ツール から作成することも可能です。
Windows10 1903以降の方はメモ帳で大丈夫です。
メモ帳の場合
ファイル(F)→開く(O)をクリック
すべてのファイルにして「config.py」を開きます。
ファイルが開けて以下のようになれば必要な箇所を編集していきます。
編集箇所は後述
Windows10 1903以前の方は文字コードに対応したテキストエディタをご利用ください。
その際の保存形式は「UTF-8」「LF」にしてください。エディタによっては「UNIX」と表記があるようです。
画像ではフリーのサクラエディタ を利用しています。
configを開きます。
下図のように開ければOKです。
翻訳用アカウントでTwitchにログインしてから下記を実行してください。
配信用アカウントと翻訳用アカウントを分ける場合は
別のブラウザを使う(普段使いChromeならEdge、普段使いEdgeならChromeやIE11等)か、
一度ログアウトしてから翻訳用アカウントでログインしてください。
※ログアウトする場合、ログインID及びパスワードがわかる状態でしてください。
1.OAUTHキーの取得
OAUTHキー取得用リンク
下図のような画面に遷移するので、赤枠で囲った「Connect」ボタンをクリックしてください。
2. 下図のような画面に遷移するので、上の赤枠の名前が翻訳用アカウントになっていることを確認し、
下の赤枠の「許可」ボタンをクリックしてください。
3.OAUTHキーのメモ
下図のような画面に遷移するので、画像「この部分(here)」に書かれている英数字をメモしておいてください。
以下はVer2.4.0の設定例です。
######################################################
# PLEASE CHANGE FOLLOWING CONFIGS ####################
Twitch_Channel = 'crest_4649'(翻訳ちゃんFreeNextを使用するアカウント、要は配信用アカウントを入力してください。)
Trans_Username = 'crestrans'(翻訳用アカウントを入力してください。)
Trans_OAUTH = '取得したOAUTHキーを入力してください。'
#######################################################
# OPTIONAL CONFIGS ####################################
Trans_TextColor = 'GoldenRod'
(翻訳ちゃんFreeNextの発言の文字色を下記から選択して入力してください。)
#2021/04末辺りから、文字色の変更が効かなくなりました。
#ここで色設定しても名前の色しか反映されません。代わりに翻訳後テキストが斜体 になります。
#なお、私が試した限りでは日本語は斜体にはなりませんでした。
# Blue, Coral, DodgerBlue, SpringGreen, YellowGreen, Green, OrangeRed, Red, GoldenRod, HotPink, CadetBlue, SeaGreen, Chocolate, BlueViolet, and Firebrick
lang_TransToHome = 'ja'(他言語からこの言語へ翻訳)
lang_HomeToOther = 'en'(上で設定した言語からこの言語へ翻訳)
Show_ByName = True(翻訳後に、翻訳元のチャット者のIDを表示。しない場合はFalseにする)
Show_ByLang = True(翻訳後に、翻訳前後の言語を表示。しない場合はFalseにする)
Ignore_Lang = [''](ここで設定した言語のチャットは翻訳しない。複数設定する場合は['ja','en')]等「,」で区切る)
Ignore_Users = ['Nightbot', 'BikuBikuTest'](翻訳させたくないユーザーID)
Ignore_Line = ['http', 'BikuBikuTest', '888', '888'](翻訳させたくないキーワード。ここで設定したキーワードが含まれていれば翻訳しない)
Delete_Words = ['saatanNooBow', 'BikuBikuTest'](翻訳後にこのキーワードが含まれていた場合削除するワード)
# Any emvironment, set it to `True`, then text will be read by TTS voice!
# gTTS_In:User Input Text, gTTS_Out:Bot Output Text
TTS_In = True(チャットした時に喋ります。喋らせたくない場合は、「True」を消して「False」と入力してください。)
TTS_Out = True(翻訳した時に喋ります。喋らせたくない場合は、「True」を消して「False」と入力してください。)
TTS_Kind = "gTTS" # You can choice "CeVIO" if you want to use CeVIO as TTS.(CeVIOで読み上げたい場合は「gTTS」を消して「CeVIO」と入力してください。)
# CeVIO_Cast = "さとうささら" # When you are using CeVIO, you must set voice cast name.(CeVIOで読み上げさせたい子の名前を入力してください。)
# if you make TTS for only few lang, please add langID in the list
# for example, ['ja'] means Japanese only, ['ko','en'] means Korean and English are TTS!
ReadOnlyTheseLang = [](gTTS_In、gTTS_Outのどちらか或いは両方がTrueの時、ここで設定した言語だけ読み上げます。)
# Select the translate engine ('deepl' or 'google')
Translator = 'google'(Google翻訳を使う場合は「google」、DeepL翻訳を使う場合は「deepl」に書き換えてください。)
# Use Google Apps Script for tlanslating
# e.g.) GAS_URL = 'https://script.google.com/macros/s/xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx/exec'
GAS_URL = ''(Translatorでgoogleに設定し、GoogleAppsScriptを利用する場合のみ、ウェブアプリのURLを入力して下さい。)
Debug = False(デバッグモード。うまく動かないときはTrueにして実行し、エラーを確認出来る)
書き換えが完了したら以下を確認してください。
[メモ帳]
保存時は、右下のところが「Unix(LF)」「UTF-8」になっていることを確認して下さい。
無い場合は非対応の可能性が高いです。別のエディタを使用してください。
[サクラエディタ]
保存時は、右下のところが「LF」「UTF-8」になっていることを確認してください。
無事なっていれば上書き保存でOKです。
テスト実行
1. 「twitchTransFN」を実行してください。
もし下図のような画面が出てきた場合は詳細情報をクリックしてください。
下図画面に遷移するので、「実行」をクリックしてください。
無事実行出来れば、下図のような画面が出てきます。
この状態で、配信用チャンネルに移動してチャットを入力してみてください。
無事翻訳されれば完了です。
もし翻訳されない場合は、こちらの翻訳ちゃんFreeNext・既知のエラー を参照してみてください。
問題が発生した場合
基本的には開発者様へ直接お問い合わせください。
DebugをTrueにして、出てきたログをコピペして掲示板にて問い合わせていただければ
わかればお答えできるかもしれません。
それでも解決できない場合は私には対応出来かねます。
ウィルス判定を受けた場合
アンチウィルスソフトによってはウィルスとして判定されるようです。
除外(例外)設定をしてあげてください。
設定の仕方についてはソフトメーカーにお問い合わせください。
当方Macを所持していない為細かいことは解説できませんが、
Linux(CentOS8.2/Debian10.7/LinuxMint20.1)で使えたので使えると思います。
※2021/02/25にMac版バイナリが公開されました。
以下手順を踏まなくてもconfig.pyの設定が済んでいれば
さよなり様のツイート で手順解説されていますので
こちらを参照の上ご実施下さい。
私はMac版バイナリに関しては動作確認も出来ない為質問にもお答えできかねます。
以下、全OS共通で使えるpythonから実行する手順です。
1.「python -V」でpythonのVerを確認する。
確認したバージョンが2.xの場合はpython3をインストールする
2.翻訳ちゃんFreeNextのファイルをダウンロードして展開する。
3.pipが使えなかったら使えるようにする。(get-pip.py等)
python -Vの結果が2.xだった方
4.pipを更新する
pip3 install pip --user --upgrade
5.pipで必要なモジュールをインストールする。
pip3 install -r requirements.txt
6.config.pyを編集する。
MacOSX以降の方
7.追加でモジュールをインストールする
pip3 install --upgrade --user PyObjC PyObjC-core
Mac/Linuxどちらも
8.twitchTransFN.pyがあるフォルダでターミナルを開き、コマンドを実行する
python3 twitchTransFN.py
python -Vの結果が3.xだった方
4.pipを更新する
pip install pip --user --upgrade
5.pipで必要なモジュールをインストールする。
pip install -r requirements.txt
6.config.pyを編集する。
MacOSX以降の方
7.追加でモジュールをインストールする
pip install --upgrade --user PyObjC PyObjC-core
Mac/Linuxどちらも
8.twitchTransFN.pyがあるフォルダでターミナルを開き、コマンドを実行する
python twitchTransFN.py
※MacOSX以前の方は、翻訳ちゃんFreeNextの読み上げ機能は使えないようです。
情報提供:ぱぐろ様
以上で動くと思われます。
参考:centosで翻訳ちゃんFreeNextを動かしてみた - croomのブログ
参考2:翻訳ちゃんFreeNextが予想投票バッジ付きだと動かないらしい件 - croomのブログ
参考3:【Twitch】チャット自動翻訳 Ubuntu系列導入編
翻訳ちゃんFreeNextを使う上での補足
読み上げソフトを使っている場合、設定しない限りは翻訳前と翻訳後を読み上げてしまいます。
Tubeyomi、マルチコメントビューア、TwitchTalkApp、LimeChat2に限定していますが、 その場合の対処法を作りましたのでこちら をご参照ください。
改造版 を公開しております。
ビルド済み圧縮ファイルは改造版配布ページ から
改造版用Web版コンフィグ作成ツール
注意:改造版に関する問い合わせは、ツイッター へお願いします。
決してさよなり様に問い合わせないでください。本改造版はさよなり様はノータッチです。
もしも、当解説ページで不明点がありましたら使用バージョンを添えてツイッター か掲示板 へお問い合わせください。
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